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生命保険会社の破綻

 

ご相談内容

マイホーム取得に際し、生命保険に加入したいのですが、万一生命保険会社が破綻した場合どうなるか心配です。

論点の整理

  1. どんなときに生命保険会社は破綻するのか
  2. 破綻した生命保険会社はどうなるのか
  3. 破綻した場合、保険金の支払いはどうなるのか

論点に対する考え方

  1. どんなときに生命保険会社は破綻するのか
    大災害による保険金支払いの急増や株価暴落による資産価値の下落といった事態が発生した場合に破綻する恐れがある。

    株価暴落等の予想外の事態が発生した場合における保険会社の健全性を表す指数としてソルベンシー・マージン比率がある。
    この比率は数字の大きいほど、資金的に余力があることを意味する。
    この値が200%以下になると金融庁から改善のための是正措置が取られる。 

    参考 2009年3月時点における各保険会社の「ソルベンシー・マージン比率ランキング

  2. 生命保険会社が破綻の恐れ又は破綻した場合、どうなるのか
    破綻する前に金融庁よりソルベンシー・マージン比率の程度によりいろいろな是正措置が取られる。
    それでも破綻した場合は、保険契約者保護機構が救済保険会社を定め、その会社に保険契約を移すなどする。
    この場合、保険契約者保護機構は資金援助などをする。
    また、救済保険会社が現れなかった場合は、保険契約者保護機構が継承保険会社を設立し、その会社が破綻保険会社の保険契約等を引き継ぐ。若しくは保険契約者保護機構自らが破綻保険会社の契約を引き継ぐ。

  3. 破綻した場合、保険金の支払いはどうなるのか
    保険会社が破綻した場合は、保険契約者保護機構が個人保険等の積立金の90%を保護する。
    破綻保険会社は、裁判所による会社更生手続きに入り事業継続のための処理が行われるか、行政による破綻処理が行われる。

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不動産個人取引支援のミドルプラス  最新更新2011/10/5

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